電話のお問い合わせ

  • 2005年11月07日(月)

最近当院のホームページを見て電話で問い合わせをされる方がある。

少し前はテレビや雑誌で3Mix-MP法の情報が流れて「お宅でやっていますか?」という問い合わせが多かった。

そういう問い合わせをしてくる方は、インターネットで他の歯科医院のホームページも細かくチェックして、専門家かと思うほどの知識を持っている方もある。

そこで我々が困るのは、テレビや雑誌で言っていることの100%が真実ではないと言うことである。

例えば雑誌には麻酔なしで治療できるとか、あれほど痛んで他の歯科医院では神経を取らなければならないと言われた歯が神経を取らずに済んだとか、歯を削ってはいけないとか、たった一回の治療で終わったとか・・・

その情報を信じて東京から仙台まで新幹線で治療に行ったということも本に載っていた。

治療費は2000円ほどだったというが、その10倍以上の交通費を掛けたそうだ。

その仙台の歯科医院は各地から治療を希望する人が列をなし、予約が3ヶ月先ということであった。

たかが健康雑誌に載ったぐらいでその記事を100%信じてしまうのか・・・

それほど近隣の歯科医院は信頼されていないのか・・・
いささかショックであった。

当院でもこの前からやり始めたが、確かに非常に有効な治療法だと思う。

だが必要最低限は歯を削る必要があるし、場合によっては麻酔が必要なこともある。

すでに神経が腐りかけていたら、いくら3Mix-MPを使っても神経を守ることができないこともある。

ところが雑誌やテレビの言っていることを真に受けて、こちらが間違った治療をしていると決めつけてくる方がある。

インターネットが普及しいろいろな情報があふれているが、それらのすべてが正しい情報とは限らない。
インターネットでいくら情報を調べても、それがあらゆる方向から検討された正しい情報というものは非常に少ないと思う。
どちらかの見方に偏った情報を鵜呑みにしてしまう危険がある。

情報の洪水の中で、何が正しくて何が間違っているか、正しく判断することはなかなか難しい。

専門家風を吹かせるつもりは無いが、6年間歯科大学で勉強し国家試験を受けて歯科医になった歯科の専門家だという自負はある。

その人にとってベストな方法は何か?を心がけるようにしているつもりだ。
患者さんと意見が合わないとけんかしても何の得にもならないし、歯科医を言い負かしても患者さんの得にもならないだろう。

最終的には生身の歯科医と患者さんとの信頼関係が、今まで以上に必要で大切なのであろう。

8020運動

  • 2005年10月14日(金)

当院では待合室で歯の健康情報番組のビデオを流している。
今日 二人の中年女性が待合室でお話しされている声が聞こえてきた。
「はちまるにいまる運動って何?」
「へ〜 80歳で20本の歯が残っていないとだめなんだって」
「えっ?歯って 普通は何本あるの?」
「う〜んと 24本かな? え〜28本もないよ〜」
「やっぱり24本だ」
「私の口の中には何本残っているんだろう・・・」
「20本ぐらいはありそうだから大丈夫なんだ!」

思わず診療の手を止めて、待合室に説明に行きたかった。

日本歯科医師会が何年もPRしてきた8020運動もまだまだ浸透していないようである。


歯は上下左右に7本ずつ 7×4=28本(親知らずを除く)あるのが普通。
親知らずまで入れると32本である。

それに20本残っていたとしても、残り方によっては うまくものが噛めないこともある。
例えば上あごの歯は全部残っていて 14本、下あごは奥歯が全部なくなっていて前歯しか無い状態で6本、合計は20本だが奥歯でものが全く噛めない状態である。

日本では現在80歳で6本が平均らしい、北欧の歯科先進国ではすでに8020が達成されているという。

50歳を過ぎた頃から 急激に歯を失う人が日本には多いそうだ。

8020は一つの目標ではあるが、入れ歯ではなく一生自分の歯で何でも食べられる人の少ないこと・・・

「あなたのお口の中には今 何本の歯がありますか?」と尋ねて即答できる人はほとんどいない。
答えられた人でもさらに「どこの歯をどんな風に治療しましたか?」と尋ねると答えられる人は皆無である。

自分の体のことなのに無関心な人が多すぎる。

もっと自分の体のことに関心を向けるべきではないだろうか?

健康の責任は自分自身にある!

キーワードは「ウンチ10倍」!?

  • 2005年09月10日(土)

口の中にウンチの10倍の細菌がいる!

最近口臭を気にする人が増えてきているが、東大阪で口臭外来を開設されている本田歯科医院の本田俊一先生によると
口臭治療にあったって、誰もが疑わずにやっている歯磨きの習慣を見直す必要があるそうだ。

歯の磨き方自体も大切だが、もっと重要なのは「いつ磨くか」だと言う。

ちなみにあなたは、毎日、いつ歯を磨いていますか?

朝昼晩の「食後」と言う人が多いかもしれない(私もこれに当てはまる)

日本では、長い間、歯科医が食後の歯磨きを推奨してきたので仕方が無い事だが、実は食後の歯磨きは、口臭や虫歯、歯周病などを
防ぐ効果はあまり期待できないそうだ。

そもそも歯磨きの主目的は細菌の”巣”であるプラーク(歯垢)を取り除き、口臭や虫歯の原因となる細菌の繁殖を防ぐ事にある。
これを「プラークコントロール」と言って最近テレビコマーシャルでも盛んに使われている言葉である。

さてここで口の中の細菌のことを考えてみたい。

口の中の細菌が最も増えるのは、夜、寝ている間である。
就寝中は口を動かす事が少なくなり、唾液もあまり出なくなるので、細菌が増殖しやすい時間帯である。

朝、起床直後の口の中は細菌だらけで、その数は一グラム中に10の10〜11乗個(10億〜100億個)にもなる。
本田先生は患者さんにわかりやすいように換算したところ、「朝の口の中にはウンコ10グラム分の細菌がいる」と言う。
つまり ウンチの10倍の細菌がいると言う事である。

だから、歯を磨くとしたら、まず朝の起き抜けだ。
朝食後に歯を磨くと言う人はウンチの10倍もいる細菌を朝食とともに飲み込んでいると言うのだ。

そして、就寝中の細菌の増殖をへらすため、夜寝る前にも歯を磨くようにしたい。

次に食事の後であるが、食事の後3分以内に歯磨きしようと歯科医は指導してきたが、実は食後は、最も口の中の細菌数は少なくなる。
食事中は舌などが活発に動いて歯に付いた汚れを擦り取るし、唾液が大量に出て汚れや細菌を洗い流してくれる。

また食後は口の中が酸性になるのだが、食後には特別な粘度の高い唾液が出て、歯を包み込んで、酸性によって歯が溶けるのを防いでくれる。
食後すぐに、むやみに歯磨きやうがいをすると、歯を守ってくれるせっかくの食後の唾液が流されてしまう。

毎食後すぐに歯を磨いているのに、すぐ虫歯になってしまうと言う声をよく聞くが、歯を守ってくれる食後の特殊な唾液を洗い流してしまっていたせいだろう。

一度身に付いた習慣はなかなか変えられなくて、食後に歯を磨かないと気持ちが悪いのだが、食後は、水を二〜三口含んで、口内をざっと清潔にするとともに
、唾液のもとになる水分を補給する事も重要だ。

今までの歯磨きの常識とまったく違った角度から本田先生は歯磨きを解説しておられる。
理屈はわかるのだが、一度身に付いたブラッシング習慣を変えるのは難しい。
キーワードは「ウンチ10倍」だろうか・・・

正しい姿勢で鼻呼吸!!

  • 2005年08月08日(月)

ある有名経済誌が営業に困っている経営者・営業マンの問題を解決すると言う企画を行った所、相談に集まってきた人たちにある共通点があったそうだ。
・猫背
・呼吸が浅い
・視線がいつも下向き

5人のコンサルタントが問題点を解決するアドバイスを行って、問題がクリアになり部屋から出る時には全員がこうなったそうだ。

・直立
・呼吸がゆっくりで深い
・視線が上を向き、やっと笑顔が出た

尊敬するカリスマ歯科医 川邉研次先生は”子供の目キラキラプロジェクト”という活動を行っているが 同じようなことを言っておられる。
・子供の前髪は目にかかっちゃダメ、視線がさえぎられるから
・鼻呼吸、深い呼吸が大事
・元気がないから姿勢が悪いんじゃなくて、姿勢が悪いから元気がなくなる

う〜ん そういえば最近仕事中にふと気づくと口で呼吸をしていることが多いし、家内からは猫背になっていると指摘される。
よし 今日から姿勢を正して鼻呼吸するように気をつけよう!

ブログ!

  • 2005年07月01日(金)

半年ブログを続けてみて

久しぶりに出会った広島の知人の歯科医から「先生のブログ よく見ているよ。
やっぱり先生は文章がうまいや」と言ってもらった。

静岡の先生からは以前に「先生そろそろ本を出したら」と言われたこともある。

人からそう言われると悪い気はしない。

豚もおだてりゃなんとやらで いっぱしのコラムニストになった気分を
味わっていた。


最近 歯科医院経営で脚光を浴びだした岡山の先生がブログを始めたという。
早速そのブログをのぞいてみた。

うまい!

なるほど 商売にむすびつけるブログとはこういうものか。
自分の医院の宣伝を上手に行っている。
それも嫌味なく、おしゃれに・・・

人気ブログランキングを見たら そのブログより私の方が上位にあった。

やった〜!

人それぞれ 考えが違う、その人の個性がブログに反映されている。
私のブログには商売っ気がまったく無い。
徒然なるままに 日々心に映り行く想いを書き綴ってきたことへの評価だと思っていた。


しばらくして もう一度人気ブログランキングをのぞいて見たら ありゃりゃ〜
順位が逆転して彼のブログはたちまち上位にランクアップしているではないか・・・

おだてられて登っていた木から転落した気分である・・・

まあ 人は人 自分は自分 
一人でも私のコラムを楽しみにしてくださっている方がある限り
私は書き続けるぞ〜