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歯の数と医療費

  • 2006年03月20日(月)
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少し前の日本歯科医師会広報紙に香川県歯科医師会の調査報告が載っていた。

「高齢者における歯の健康と医療費に関する実態調査結果」が、実施した香川県の「老人医療費適正化に関する検討委員会」において報告された。

その結果によると

・残存歯数が少ないほど、医療費が高くなる(図1参照)

お口の中に残っている歯が19本以下の老人は20本以上残っている人に比べて、内科などのお医者さんに支払う医科全体の医療費が30%も高い。

・歯周病の程度が重度になるほど、医療費が高くなる。
歯周病がある人は無い人に比べて、医科全体の医療費が21%高い。

・残存歯数が少ない人ほど、入院日数が長い。
19歯以下の人は20歯以上の人に比べて、入院日数が約25%長い。

これらのことから、ともすれば軽んじられがちな「歯の健康」についての認識を改める必要がある。

こんな報告が出ているにもかかわらず、来月からの健康保険の改訂では診療に様々な制約が付き歯科医の間からは、抜かずに残せるかどうかぎりぎりの状態の歯を無理をして治療しても、医院経営としては赤字になるため、これからは残せそうな歯でも抜いてしまうことが多くなりそうだと言う心配の声が出ている。

自民党の綱領ではついに福祉の文字が消えたそうだ。
経済最優先で医療・福祉が切り捨てられていくというのに、一般の方々は無関心のようである。

今後歯科医療がますます追いつめられれば、国民のお口の健康は悪くなり、その結果今回の報告のように
ますます医療費がかさむと言う結果になるだろう。

早急に国民の声を上げなければ大変なことになるのではないだろうか?