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歯磨き

  • 2005年01月10日(月)

よく一日3回磨いているのに虫歯になってしまったとか歯周病が治らないと言うことを耳にします。
お口の中を拝見するとプラークがいっぱい 「汚れがついてますよ」と言うと「さっき来る前に歯みがきしてきたんだけど」と不服そう。

磨いていること」と「磨けていること」は違うんです。
四角いお部屋の真ん中だけを一日中 まーるく掃除機をかけても部屋の隅っこのそうじはできていないでしょう、それとおんなじで一日何度 長時間かけて歯磨きをしても肝心の汚れがついているところに歯ブラシが届いていないと磨けていることにはならないのです。
汚れが溜まりやすい所とはどこでしょう?

1:歯と歯茎の境目(特に内側)
2:歯と歯の間
3:奥歯のかみ合わせの溝
4:ブリッジの下
5:入れ歯のばねの下

この汚れが溜まりやすい所を意識してそこに歯ブラシの毛先を届かせることがポイントです。また、電動歯ブラシはどうでしょうと言う質問もよく聞きます。
これは、例えていえば自転車とオートバイと言うことができます。手で磨くことが自転車、電動歯ブラシがオートバイと言うことです。
オートバイは確かに自転車より早く遠くへ行くことができる便利な道具です。

でも誤った運転をすると大事故を起こすかもしれません。便利な道具を上手に使いこなすためにはそれなりの練習が必要になります。
自転車に乗れない人がいきなりオートバイで高速運転しようとしたら大変なことが起こるでしょう。
基本的な自転車を上手に乗りこなせてはじめてオートバイに乗れるようになるのです。

まずは普通の歯ブラシを上手に使うことから始めてみましょう。歯磨き指導なんて子供のすること、私は大人だからそんなの必要ないって怒り出す人もいます。
でも歯のお手入れのどこかに問題があったから歯科医院に通院する羽目になったんじゃありませんか?

自分の今の歯磨きのどこに問題があるのかが分かっていないと改善のしようがありません。
誰も自分の代わりに歯磨きしてくれる人はいないのです。「自分の健康は自分で守る」そんな患者さんに当院は最大限のサポートをさせていただきたいと思っています。