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8020運動

  • 2005年10月14日(金)

当院では待合室で歯の健康情報番組のビデオを流している。
今日 二人の中年女性が待合室でお話しされている声が聞こえてきた。
「はちまるにいまる運動って何?」
「へ〜 80歳で20本の歯が残っていないとだめなんだって」
「えっ?歯って 普通は何本あるの?」
「う〜んと 24本かな? え〜28本もないよ〜」
「やっぱり24本だ」
「私の口の中には何本残っているんだろう・・・」
「20本ぐらいはありそうだから大丈夫なんだ!」

思わず診療の手を止めて、待合室に説明に行きたかった。

日本歯科医師会が何年もPRしてきた8020運動もまだまだ浸透していないようである。


歯は上下左右に7本ずつ 7×4=28本(親知らずを除く)あるのが普通。
親知らずまで入れると32本である。

それに20本残っていたとしても、残り方によっては うまくものが噛めないこともある。
例えば上あごの歯は全部残っていて 14本、下あごは奥歯が全部なくなっていて前歯しか無い状態で6本、合計は20本だが奥歯でものが全く噛めない状態である。

日本では現在80歳で6本が平均らしい、北欧の歯科先進国ではすでに8020が達成されているという。

50歳を過ぎた頃から 急激に歯を失う人が日本には多いそうだ。

8020は一つの目標ではあるが、入れ歯ではなく一生自分の歯で何でも食べられる人の少ないこと・・・

「あなたのお口の中には今 何本の歯がありますか?」と尋ねて即答できる人はほとんどいない。
答えられた人でもさらに「どこの歯をどんな風に治療しましたか?」と尋ねると答えられる人は皆無である。

自分の体のことなのに無関心な人が多すぎる。

もっと自分の体のことに関心を向けるべきではないだろうか?

健康の責任は自分自身にある!